Investor Relations株主向け報告書

2026年3月期(第78期)中間報告書
[2025年4月1日-2025年9月30日]

株主の皆様には平素より格別のご高配を賜わり厚くお礼申し上げます。
ここに当社第78期上半期(2025年4月1日から2025年9月30日まで)における決算の内容等につきましてご報告申し上げます。
株主の皆様におかれましては、今後ともなお一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2025年12月
代表取締役会長      渡邉將人
代表取締役 社長執行役員 磯谷岳摩

業績の推移

国内における売上は、住宅関連刃物が前年同期から減少しましたが、非住宅関連刃物の販売拡大により前年同期から増加しました。海外での売上は、欧州向けが増加しましたがアジアや米州向けなどが減少し、当中間連結会計期間の売上高は97億7千7百万円(前年同期比2.9%減)となりました。
利益面につきましては、中国営業拠点閉鎖などにより販売費及び一般管理費が減少したことなどから、営業利益は4億3千5百万円(前年同期比10.3%増)となりました。

売上高

営業利益

親会社株主に帰属する中間(当期)純利益

総資産・純資産

配当金

第2四半期(中間期)決算の詳細は下記から決算短信をご覧ください。

第2四半期(中間期)決算短信

TOPICS

日本木工機械展出展(2025年10月)

国内最大の木材加工産業総合展示会である日本木工機械展(於ポートメッセなごや)が開催され、当社も出展しました。当社は、「Sharpen the future, Share the value ~未来を研ぎ澄まし、喜びの輪を広げる~」をブーステーマとして掲げ、環境配慮型製品をアピールしました。同展示会では、毎回「木材産業の発展に寄与する優秀な製品」に技術優秀賞を授与しており、当社の新製品「ポリゴノビットWB」がその一つとして選ばれました。

新製品「ポリゴノビットWB」

従来のストレートビットと比較し、バリやかけ、切れ残りが無く良好な切削肌の持続化可能

ポリゴノビットWB

用途
合板や木質ボードの溝・くり抜き加工
特徴
刃先の素材がダイヤモンドのビットで、従来困難であった小径化に成功。長寿命かつ高品質加工と歩留まりの向上が可能になりました。日本木工機械展で技術優秀賞を受賞し、「業界全体の効率化に資する技術革新」との審査講評をいただきました。

メカトロテックジャパン2025出展(2025年10月)

国内最大級の工作機械見本市メカトロテックジャパン(於ポートメッセなごや)が開催され、当社も出展しました。今回は、産業用ロボット・工作機械用制御装置メーカーのファナック(株)様とのコラボレーションが実現し、ファナック製新型ロボドリルに、当社製品の「Nova E'z Disc」と新製品の小径多刃「Nova E'z Disc-mini」を取りつけ、加工実演を行いました。また、「Nova E'z Disc」について、全刃を一度に交換できるディスク交換の実演も行い、替刃交換の段取時間の大幅短縮も体感いただくことができました。

アルミ正面フライス加工用小径多刃ダイヤフェースミル
「Nova E'z Disc-mini」

特徴
特殊センターボルトにより誰でも約3分でセットを完了できます。また、他社製と比較して、1.7~2倍の多刃化を実現しました。

LIGNA2025(2025年5月)

世界最大級の国際木工林業機械見本市であるLIGNA2025(於ハノーバー国際見本市会場)に、当社も出展しました。50 周年を迎えた今回のLIGNAには 1,433 社が出展、来場者数は156か国約78,000人と盛況でした。当社は、CLT (直行集成板)加工用刃物を中心に木工製品群を展示し、世界の木工業界に貢献できる技術力をアピールしました。

大阪・関西万博の大屋根リング建設への貢献

大阪・関西万博のシンボルであった大屋根リングの建設には、多数の当社木材加工用刃物が貢献しました。

替刃式エンドミル

柱と梁の接合のためのくり抜き加工

ロングフィンガーカッター

木材同士をつなぎ合わせるためのフィンガー加工

プレカット錐

木材に金具を通すための穴あけ加工

かんな銅

木材の表面を平滑にするための平削り加工

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