Investor Relations株主向け報告書

2024年3月期（第76期）中間報告書
［2023年4月1日-2023年9月30日］

株主の皆様には平素より格別のご高配を賜わり厚くお礼申し上げます。
ここに当社第76期上半期（2023年4月1日から2023年9月30日まで）における決算の内容等につきましてご報告申し上げます。
株主の皆様におかれましては、今後ともなお一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2023年12月
代表取締役会長　　　　　渡邉將人
代表取締役社長執行役員　磯谷岳摩

業績の推移

国内における売上は、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに前年同期から減少しました。また、海外での売上は、米国向けは増加しましたがアジア向けを中心に減少し、当第2四半期連結累計期間の売上高は101億3千5百万円（前年同期比6.6％減）となりました。
利益面につきましては、中国およびベトナムでの売上原価率が上昇したことなどから、営業利益は6億6千1百万円（前年同期比33.0％減）となりました。

売上高

営業利益

親会社株主に帰属する四半期（当期）純利益

総資産・純資産

配当金

第2四半期決算の詳細は下記から決算短信をご覧ください。

第2四半期決算短信

中期経営計画（2023年度～2025年度）

当社では、2023年度から新たな中期経営計画をスタートいたしました。
重点戦略として「グローバル市場におけるプレゼンス強化」、「ものづくり力とDXの強化」、「経営基盤の強化」の3つを掲げております。これらの全てを「Time is Money, Time is Cost」のスローガンのもと、スピード感をもって進めていく計画です。
2025年度売上高230億円、営業利益23億円、売上高営業利益率10％、ROE5.5％以上を目標に取り組んでまいります。
詳細は下記PDFをご覧ください。

中期経営計画

トピックス

国内展示会への出展

日本木工機械展（2023年10月）

国内最大の木材加工産業総合展示会である日本木工機械展（於ポートメッセなごや）が開催され、当社も出展しました。
兼房では「KANEFUSA to achieve the SDGs」をコアテーマに、SDGsを具体的に達成するためのコンセプトを掲げて臨みました。出展した新製品「レーザクラッド角かくのみ錐きり」について、高い技術力と独創性が評価され技術優秀賞を受賞しました。

※レーザクラッドとは…レーザ光を熱源として、粉末等を溶融させ、母材の表面に異種材を肉盛りすること。

レーザクラッド角かくのみ錐きり

用途: 木造住宅等の柱や梁の継ぎ手、仕口を事前に工場で加工する際に使用
特徴: レーザクラッド技術を活用し、課題であった剥離のしやすさを低減。耐摩耗性を有する材料を肉盛りすることで加工負荷が抑制され、能率向上、省エネルギーを実現しました。

メカトロテックジャパン2023（2023年10月）

国内最大級の工作機械見本市メカトロテックジャパン2023（於ポートメッセなごや）が開催され、当社も出展しました。出展社数、小間数ともに過去最大で、当社ブースも連日盛況でした。
兼房では工作機械業界での新規お取引獲得に向けて、PRを行いました。特に当社製品「Nova E'z Disc」について、全刃を一度に交換できるディスク交換の実演を行い、一刃ずつ交換するタイプと比べて段取時間が大きく短縮できることをアピールしました。

海外展示会への出展

LIGNA2023（2023年5月）

LIGNA2023（於ハノーバー国際見本市会場）が開催され、当社も出展しました。この展示会は世界最大級の国際木工林業機械の見本市で、50か国から1300社が出展し、8万人の来場がありました。当社ブースへも前回を上回る多くのご来場を頂きました。
兼房ではSDGsをコンセプトに、木材活用で注目されるCLT（直交集成板）を加工する刃物や、切削騒音を低減して作業環境を改善するボード用丸鋸等の木工製品群を展示しました。

EMO2023（2023年9月）

EMO2023（於ハノーバー国際見本市会場）が開催され、当社も出展しました。この展示会は世界最大規模の金属加工関連の国際見本市で、45か国から約1800社の出展があり、9万人を超える来場がありました。
兼房ではコールドソーをはじめとした金属加工用丸鋸とフェースミルやエンドミルといった高精度刃具を展示しました。特に今回は高精度刃具のヘッド交換式「E'z Disc」シリーズ（アルミや鋳鉄の平面仕上げ加工用）を大々的にPRしました。

物流センター建設（2023年12月）

本社敷地内に物流センターを建設いたしました。
本格稼働は2024年1月を予定しており、お客様に製品をよりスピーディにお届けできる体制を整えてまいります。