ABOUT HUMAN & WORKS先輩社員紹介

世界No.1を目指して、
自分も後輩も
20代で海外へ

海外部 欧米課 H.S.

英米語専攻

CAREER

2004年
入社
海外部 欧米課 課長
※インタビュー内容、役職、所属は取材当時のものです。

海外赴任を希望。入社5年目で実現

5歳から10歳まで親の仕事の都合でアメリカに住んでおり、帰国後も英語が得意なことが自分の強みだと思い大学でも英語を学びました。就職活動においても、海外で仕事ができる企業を希望。自分が海外で過ごした経験、記憶もあって、海外で働くことに憧れていました。兼房が海外展開に力を入れていることを知り、面接でも海外赴任を希望していることを伝えました。入社1年目の国内営業部での研修を経て、2年目から海外部に所属することになりました。海外部には欧米課とアジア課があり、私はアジア課に所属。国内にいながらタイ、マレーシア、インドネシアの営業を担当し、海外子会社の方と協力しながら、海外とのやり取りや出張する日々を過ごしました。そして入社5年目にインドネシアの海外子会社への赴任が決まりました。

日本とは異なる文化、考え方

兼房の海外子会社には、本社からいろいろな立場・職種の人が出向しています。私は営業職として赴任しましたが、その他にも技術職の出向者や、現地採用の営業職などと一緒に働いていました。兼房本社からも定期的に出張者がおり、最新情報の提供や、私のお客様に合わせた他社事例の共有をしていただくなど、とても助けられた記憶があります。現地での仕事は、商社・販売店の方と一緒にユーザーをまわるという、基本的には国内営業と同じスタイルです。ただ、求められるものが異なることは肌で感じました。例えば兼房の主要領域である木材加工では、住宅の床材などのカットに使われる刃物を提供しています。日本では素足であるため精度や仕上がり面がとても重要ですが、靴を履いたまま室内で過ごす国の人にとっては、多少のことは問題になりません。その分、精度や仕上がり品質より長寿命や価格を要求されます。最高ではなく最適。これは海外・日本を問いませんが、特に日本とは異なる文化圏では、そのニーズを察知できるかが重要だと思います。

海外では若いうちからマネジメントを経験

インドネシアでの駐在を経て、次の赴任先は兼房ヨーロッパでした。初めは営業担当でしたが、駐在していた7~8年のうちに、営業統括者となり、入社16年目からは兼房ヨーロッパの責任者も経験しました。まだ30代だった私が、ここまでの経験をできたことは、今後のキャリアにとって、とても大きな経験だと感じています。兼房ヨーロッパはオランダにあるのですが、営業エリアは欧州全土です。欧州は地続きですから、車をレンタルしてオーストリアを何時間もかけて縦断するようなこともあります。モノづくりが強いドイツにもよく行きました。販売することも一つの役割ですが、海外で得たユーザーのニーズを日本にフィードバックして、海外で求められる製品開発につながる情報を収集することも、海外赴任者の一つの使命だと思っています。

兼房は、世界No.1を目指す挑戦者である

兼房は海外においては、挑戦者です。海外シェアの上位を占めている刃物メーカーは、木材など特定の分野に強い会社が多く、兼房のように総合刃物メーカーと呼べる会社は多くありません。だからこそ、私たちには世界No.1になれる可能性があると思っています。私が20代で海外赴任したように、今でも兼房では、多くの若者たちが海外に飛び立っています。私が兼房ヨーロッパにいたころ、26歳の営業職を迎えたこともあります。彼は今でも、兼房ヨーロッパの中心人物の一人として、世界的展示会の企画運営を任されていますし、営業職としてヨーロッパを駆け巡っています。そして、世界に羽ばたこうという志を持った若者たちが、国内で努力と経験を重ねています。別に英語が得意でなくてもいい。刃物について詳しくなくたっていい。やる気や興味の方が大切です。相手の国、文化、習慣などを尊重して、その国に合わせて自分を変えていけるか。人数が決して多くない海外で、いくつもの判断を自分でせざるを得ないときに自信をもって決断できるか。挑戦者である兼房で、ぜひ次の世代の若者たちに、海外の舞台に挑戦して欲しいと思っています。

H.S.の
ある1日

8:00
出社
8:20
体操、管理職朝礼、メールチェック時差の関係で夜中に来る海外からのメールを確認
9:00
各種会議に参加曜日によって、欧米課内・海外部内の打合せ、事業部・子会社の会議参加
15:00
兼房ヨーロッパのメンバーが就業開始現地が朝を迎えるため海外とのWeb会議などをセッティング
17:15
退社

CAREER

  • 2004

    海外赴任に憧れて入社

    工場のあるインドネシアや中国をはじめ、オランダ、アメリカなどに赴任できる世界的メーカーであることが魅力だった。

  • 2005

    海外部アジア課でタイ、マレーシア、インドネシアを担当

    国内にて、現地担当者との日本窓口として、本社各部署をつなぐ役割を担う。

  • 2008

    インドネシアの海外子会社へ赴任が決定し、結婚

    海外駐在が決まり、その当時お付き合いしていた方と結婚。兼房の海外部で働いていた同僚女性だった。

  • 2011

    インドネシアにて長男が誕生

    これまでは日本に帰国して出産するのが通例だったが、妻は現地で出産することを選んだ。

  • 2014

    次男が誕生

    今回は長男がいることもあり、日本での出産を選択。妻の妊娠中は単身赴任していた。

  • 2015

    ヨーロッパの海外子会社へ赴任

    家族とともにオランダのアイントホーフェンに転居。次男を含め4人での生活が始まった。

  • 2016

    オランダにて三男が誕生

    すでに長男も大きくなってきたため、三男はオランダで出産。まさかの男三兄弟に。

  • 2020

    ヨーロッパの海外子会社の責任者に就任

    30代で組織マネジメントを経験。会社運営においては、人こそ最も重要な経営資源であることを強く実感。

  • 2021

    兼房本社にて海外部欧米課の課長に就任

    約15年ぶりの国内勤務。海外経験者として現在の赴任者をバックアップしていく。

PRIVATE

兼房では基本的に、海外赴任については本人の希望を聞いています。私は海外に15年いましたが、それも希望して長期出向を叶えてもらいました。日本の人口と世界の人口を比較すれば、売上を増やそうと思うと必然的に海外市場が重要になってきます。私がそうだったように若いうちから海外赴任することもできますし、国内である程度の経験を積んでから赴任したいという思いを持っている人もいます。海外を舞台に仕事がしたいと思う方に、兼房という選択肢を加えて欲しいです。これからもっと多くの若者たちに海外で貴重な経験をしてもらいたいと思っています。

先輩社員紹介INTERVIEW

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